どうして、今住んでいる県でやっていないのか……。そんなことを思いながらキャタピラーをようやく観に行きました。詳しい話は後半で。

 そう。食事はしっかりとりましょう。流石に朝昼抜かすのは辛くなってきました。おかしいなぁ。数年前なんて余裕だったのに……。



 さて、キャタピラー。ざっくりとした内容は、戦時中、四肢をなくし耳も不自由な状態で帰ってきた夫と妻の話。

 反戦映画だとよくいわれますが、うーん。監督自身そういった思いがなきにしもあらずとは思います。ただ、観終わったときに思ったのはどこか継ぎ接ぎのような感じがしました。と、いういのも、本来の話、上記にあるようなものなのですが、そこがどうも反戦ということと結びつきづらい。作品を作っている途中で戦争色を強くしようとしたのか、戦争色を強くしようとしたものの、基礎になった小説が戦争とあってなさすぎたのか……。調べて見る限り後者のようですが、基礎になった小説、芋虫を読んでいないのではっきりとはいえないです。

 そんなわけで、まずは夫婦の話と戦争の話を分けて考えたいと思います。まず、夫婦の話。文字通りキャタピラーになって帰ってきた夫。周囲の人には軍神と崇められるものの、妻にとってはひとりの夫であるわけで……。徐々に歪んだ関係になっていく様子が描かれます。もうね、そりゃすごいさ。夫も妻も徐々に壊れていく様子がね。夫も夫で戦場でのトラウマがあり、それに悩まされる。このトラウマがどうにもにも……。私にいわせれば、「自業自得じゃん?」と思ってしまうのですが……。まぁ、戦争ということでよくあることなのでしょうが……うーん。
 戦争の話は意外とあっさりしていて、どんなことが起こって、情報と現実の違いがあって、どんな結果だったか。ぶっちゃけた話、夫婦の話とそれほど大きく関係ありません。だから余計に二つの話が別々にみえてしまうのでしょうね。

 きっと感想を書くのに外せないのは、最後の元ちとせの歌でしょう。この人の歌唱力はほんとにすごいわぁ、と思ってしまった次第。ただ、話のそのものに必要かどうかは疑問。

 夫婦の話一筋にすればもっとすっきりとしてわかりやすい作品になったのじゃないのかなぁ、と思います。

 反戦云々については、たいていの日本人がまとめればあんな感じにはなるだろう、と感じました。つーか、反戦とかそいうことはあまり関係ない映画なのでは? というのが私の感想です。ただ単に舞台が戦時中だったということだけで。監督自身が反戦を掲げたいと思っているのならやっぱり後半の頭で書いたことに戻ってしまいます。うーん。家族というミクロな話と太平洋戦争というマクロな話を繋げるのに夫の出来事はあまりにもありふれていて……。戦時中でなくとも、今の日本でもこの辺りは余裕でできると思うのですが……。うーん。

 最後に。どう観ていいのか戸惑う映画です。きっと、世代やものの考え方でどうにでも変わってしまう映画なのでしょう。そういった意味では、色んな人と観て語り合うのが一番似合っている映画なのかもしれませんね。
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