観に行ってきましたぜ。アニメ版の感想はこちら(前編後編)。おっと、真面目に感想を書いてるよ、などと驚かないでください。私が一番驚いているのですから。

 それで、詳しい感想は後半にまわすとしまして、ざっとした観想を言いますと、ユーノくんの結界発動のポーズは明らかに笑いを狙っているということと、

「名前を呼んで」は名言だということだ!





 さて、感想の本題です。話の流れはアニメと同じ。時間の問題もあり、展開がものすごい事になってます。アニメの話を無理やり纏めていた感があり、何とかならなかったものか……。アニメだけを纏めただけならまだしも、アニメ本編では余り触れなかった部分も触れているため、更に話の展開がひっちゃかめっちゃかに……。

 アニメを見ていたときは、なのは、いいキャラだぁ! と心底思ったのですが、劇場版では行動理由がいまいち理解できません。これなら思い切って主人公をフェイトに変えたほうが話が上手く展開していくよ……。フェイトのために一生懸命になるには何かしらの理由が必要で、アニメの場合は時間をかけて徐々に……、というものでしたが劇場版はそれもなく、「友達になりたい」という動機の理由がどうも見えないんですよね。わかったよ、となんか回想シーンらしきものが出てくるのですが、ぶっちゃけ、?????????、という状況です。これなら話のはじめのほうでジュエルシードがらみとは違うシーンで出会って、といったベタシーンがあったほうが理解しやすいです。

 フェイトママンが暴走した理由がわかるのはいいのですが、もう少し考えて欲しかったです。と、いうのも、やけに回想シーンが多く、全力前回の戦闘前で、フェイトの素性について知っているクロノがなのはにその事を伝えなかったのが、ここはあえて伝えてそれをなのはが乗り越えるといった展開にしたほうが、王道ですが見ている人にはわかりやすいですし、その後の戦闘にも気合が入ります。

 私個人としてどうしても納得できないのが、リニスの扱い。彼女が登場するのは後半で本当に僅かな時間なのですが、ぶっちゃけ、それまでの登場キャラクターを全て食っちゃいましてね。だからこそ、フェイトが魔導師と一人前になったらオマエは用済みだ、と宣言されてすぐさま回想が終わるのが納得いかない。せめて二秒でよかったので用済み宣言した後のリニスの表情が欲しかった。それがあるだけも、テスサロッサ家の最後の理性だったリニスが際立つと思いますし、いかにフェイトママンが狂気に取り付かれたかがわかると思うのですよねぇ。

 アニメの感想では、

「なのはというキャラクターの視点から見たフェイトの物語」

と、描きましたが、劇場版の場合、なのはが知りえない情報もふんだんに盛り込まれてしまった結果、

「リリカルなのはのダイジェスト版を作ったよ」

と、なってしまった感ありまくり……。


 どうしても解せないのは、製作者が「映画」ということを意識しているようには感じられなかった事。大きなスクリーンで見る迫力ある映像も、立体的に聞こえる音響も皆無に近く……。テレビアニメの延長線で作ってもらっても……、と思ってしまいます。エヴァやグレンラガンの真似しろ、とまではいいませんが、映画というのを意識してもらいたかったですね。

 そんなわけで、これで映画化ということでリリカルなのはに興味を持った方。悪い事は言わない、今すぐレンタル店へ行ってアニメ版を借りてくるべきです。詳しい設定はわからないまでも、なのはの視点、という面で間違いなく見やすいですし、感情移入しやすいです。ファンの方。DVDまで我慢するのが吉。

 しかし、リニス、良いキャラだよなぁ……。アニメじゃぁ全く目立ってなかったけど、ほれたよ。
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