アカデミー賞をとったこの作品ですが、公開している劇場が少ねぇ……。やっとこさ、観に行けましたよ。ミニシアター系だったので来ている人もそれなりだったのか、かなりしっかりと観ることが出来ました。シネコンだとこうはいかないですよねぇ。




 1800年代のアメリカをどの程度知っているか、ということでかなり見やすさが変わってきます。キーワードは「自由黒人」。特別に自由にすることを許された黒人のことです。当時、そういった特権を認められた黒人も少なからずいたようで、主人公はその二世。しかしある公演をきっかけにして、拉致され奴隷として生きることになる。なかなかえげつない話です。

 痛いシーンが意外と出てきます。前半のハイライトになる首に縄を付けられたシーンはかなりきました。必死になって踏ん張っているのに周りの黒人はさも日常のいち場面といわんばかりの対応。堪えます。

 元々学があるため、色々と器用にしてしまうのがこの主人公の長所でもあり欠点。なんだか理不尽の塊のようなものです。

 ブラット・ピットが出てきますが、後半に少し出てくるだけです。もちろん、キーパーソンではあるのですが、活躍らしい活躍はしないのでそこは期待しない方がいいです。

 パッツィーのその後がどうなったのか。とても気になるわけですが、この物語では触れられることがありません。そして12年という時の流れは主人公の家族にも大きな影響を与えています。

 歴史を見るとこの後アメリカは南北戦争を開戦へと行くわけです。もっとも南北戦争は、北部の新興工業地域と南部の大規模農業地域の対立、がメインだったわけですが。
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