久々の新書です。だいぶ軽めのやつで、私達よりの内容です。内容を平たくいえば、国が勧めるコンテンツ産業、俗にいうクールジャパンは儲かってないからどうすればいいのか考えてみた本、です。私の考えはいわずもがな、国なんてしゃしゃり出るんじゃねー! という立場なので、改めて記載しておきます。

 この本は、

以前、日本のマンガ業界に精通している人に、ウォルト・ディズニーと手塚治虫との違いを聞いたことがあります。答えは「ディズニーはすばらしいプロデューサーであり、手塚は優秀なディレクターである」とのことでした。(140頁 13行-141頁 1行)(中略)(プロデューサー的立場の)人材を育成していくのがこの産業の発展のために急務となっていきます。(141頁 11行-12行)

ということをいいたいようです。うん、ずっと前からいわれてた。少なくとも三年前にはそんなこといわれていたし、今更感がものすごい上に、今でもそんなこといっているのだから救いようがないと思ってしまいます。キャラクターとは何かの焼き増しじゃないか? と思ってしまったほどです。

 何よりここに書いてあることのほとんどが一企業でなんとかするべき問題。国がどうするうかは著作権などの法整備の問題だけで後は国でなければいけない理由はありません。結局、日本のそれらが外に向かわないのは企業側の問題じゃないのか? 国がどんなに旗振ろうが企業が本気で進出しようと思わない限り税金の無駄遣いだし、制作者にお金が回ってくることもない。そんなことを切実に感じた本でした。


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