劇中歌。そんなわけで、「初音ミクの消失小説版」を読み終えました。以下感想へとなります。









 さて。元の曲はこちらですね。言わずと知れた曲なので説明はいらないでしょう。

 内容は有り体にいって、アンドロイドモノの王道をいってます。ま、この王道というのは、「日本の美少女ゲームの」王道ってわけですが。海外の場合は間違い無くこのあと、人類を滅ぼすために自発的に動きますからねぇ。

 もう少しこう、何かが欲しかったなぁ、というのが率直な感想です。それは、元曲のイメージが強いからなのかもしれません。クライマックスは歌が高最高速になって、暴走して、どーん! みたいなイメージがあれば……。書き手の技量がものすごく必要ですね。

 初音ミクというイメージが全くない、もしくはそれほどないって人には結構楽しめる作品だと思います。無理して初音ミクにしなくても十分大丈夫な話の骨格ですから。

 でも、初音ミクを触ったことのある人ならば、色々とニヤニヤできることも確かです。物語の中で、人工人間である初音ミクを形作るものとして7つのバリエーションが出てきます。このあたりは、作品を通してみても、「狙ったな」ってひと目でわかってニヤッとしてしまいます。主人公がミクを妹と同じような感じに思ってしまったあたりも、なるほどねぇ、などと思いましたし。ただ、このあたりになると、実際、ボーカロイド初音ミクをいじってないとわからないのが辛いところです。

 全体的に見ても惜しい作品で、もうちょっと、どうにかすれば、よかったのに、という歯がゆさが残ってしまいます。せっかく、初音ミクを主題とした初音ミクの小説なのだからもっと、歌を取り入れたりとか、すればよかったのに。7つのミクっていう設定ももっと、いかせたんじゃないのかなぁ。なんか、悔しいですね。

 主人公サイドだけでなく、ミクサイドもあったらもっと立体的に読めたかもしれません。ミクが変わってから主人公が動くまでをそこで描いてみたりとか。

 やっぱり、ネギラーメンに関してはあえて主人公よりもミクに語らせたほうが……。うーん、なんか珍しいぐらい、注文が多く出てますねぇ、この小説。本当に、色々と足りないのですよっ!

 初音ミクという名のアンドロイドのお話。うん。そういう話です。まぁ、あとがきにもあるように色々とな初音ミクがいるわけですから、これはこれでありですね。

 そう。♪とかト音記号とかには意味があるらしいのですが、私の頭では到底解読できませんでした。7進法云々ってよく出てきたのでそれ絡みかな、コードは七種類、なんてありましたしね。問題はそこからどう広げていくか、なんですが……わからない……。やっぱ、間違っているのかな? どなたか、教えてください。
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